農村と都市部とが共存する社会システムの構築
『 将来へ向けたバイオガス事業による再生エネルギーシステム 』
弊社は、有機物からバイオガスを発生させるMBPバイオガス装置を開発しバイオガスを発生させ、メタン分解装置(水素改造装置)により水素を生成する燃料電池(FC)による発電を推進しています。
都市部から出る大量の食品廃棄物(有機物)を利用し、農村部にてバイオガス装置を普及させ、熱・電気・肥料等を活用し農作物の生産に利用して行くシステムを進めています。
理念型経済
食 糧
人間が生きていくために大切な食料が自給できなければいけません。家畜の肥料もその他も含めて、わが国が本当に生存状況を維持するための食料は心もとない状況です。
エネルギー
これまでの科学は、人間の生存条件を無視しても、はるかに効率的なエネルギーを生み出すんだと言って、原発安全神話を作り出してきました。エネルギーのあり方は人間の生存そのものを決める。
自然エネルギーへの転換が是非とも必要だと思います。ゼロ・エミッション、廃棄物ゼロ社会を考えていかなければならない。
コミュニティの再生(介護・医療)
医療、介護、福祉の分野で、地域の中で人々の尊厳ある生存を守り育んでいくための、具体的な設備やシステムを作っていく必要があります。
被災地の復興というだけでなく、今の社会を覆いつつある市場原理至上主義的な流れに対し、人々の連携と参加と共生によって自給圏を形成していく。そのような共通の理解や使命感を持って、人々が立ち上がっていく時代に入ったと思います。
経済評論家 内橋克人氏 匠の時代 著者「人と人とが共生する経済=理念型経済」より
バイオガスシステムとSustainability
環境
現在、有機物(食品残渣)は自治体のもと焼却処理され、化石燃料の枯渇、二酸化炭素の排出により温暖化の悪循環になっている。
⇒資源として農業に活用しすることで、地球温暖化緩和になります。
社会
バイオガス事業は国内では確立した仕組みがありません。
⇒農業、産業、環境の分野で密接に関わる仕組みが必要です。
経済
⇒バイオガス事業は、環境、農業、製造、サービス業と幅広い業種に跨るためバイオガスの原料供給に伴う循環ループが必要です。将来に向けて社会性の高いるルール整備が必要不可欠です。